しとしと ぽつぽつ ざーざー 「雨が降っても降らなくても、コロナでほぼ同じ過ごし方だ」

新型コロナ

緊急事態宣言。不要不急の外出不可もぅうんざり、でもまだ延長の声が!えっ、いつまで?

 いつの間にか梅雨入りで、毎日雨ばかり。新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数で、大阪は東京を上回る日が続いていた。しかし、緊急事態宣言でやっと感染者数はわずかながらも減り始めてきた。これは、「お上の言われることは忠実に守ります」という、従順な大阪の人々のおかげ?

 いやいやそんなことはないだろう。確か、2019年の麻しん(はしか)大流行時には、人口の多い東京よりも大阪の方が患者数は多かった。日本は、2015年3月27日に、世界保健機関(WHO)西太平洋事務局から、「麻しん排除国」と認定されたのである。もともと日本にあった麻しんウイルスによる患者が発生しなくなっていたから、排除国として認定されたのである。ところが、世界にはまだ麻しんが流行している国があり、それらの国との往来で、わが国に麻しんウイルスが持ち込まれたり、日本人がそのような流行している国に出かけて感染し、発症前に空港の検疫を素通りして持ち込み、その後は次々とこの輸入した麻しんウイルスによる感染が、日本国内で広がっていく。

今回の新型コロナウイルスの変異型もイギリス株、ブラジル株、南アフリカ株、インド株と、いずれも海外で発生したものが持ち込まれた、もしくは持ち帰られたという、いわゆる「輸入ウイルス感染症」の典型であろう。関西地域では今やほとんどが、このような変異型のウイルスに置き換わっているようである。その割合も東京よりもかなり多くなっている。関東人が、関西人よりもこれら変異型のウイルス株に感受性が低いわけはないだろう。とすると何が関西で広がりやすい原因となっているのだろう。

1つは、関西人が関東人よりもマナーが悪いのではないかと、麻しん流行の2009年の時は思っていた。今回の新型コロナに対しての緊急事態宣言下では、関西では外出する人の割合が大きく下がったらしい。ということは、関西人もマナーが良く、お上の言うことをよく聞くようになったのか。それとも、新型コロナウイルス、特に変異株に感染すると、基礎疾患のない健康な若者でも容赦なく重症化するという情報があふれるようになり、さすがの関西人も怖くなったのか、はたまた自分の身は自分で守るしかないと自粛に徹したのか・・・

結局、理由はわからないが、あまり言うことを聞かなさそうな関西人が、このコロナ禍で出歩くのは止めて、家でおとなしくしているのではないかと思う。

感染者数は、かなり減ってきたように思うが、専門家たちは「まだまだ、もっともっと減らなければ」と。ウイルスが広がるのを抑えることだけを考える立場なので、当然、自分たちに非が及ばないためにも、大声で「まだまだ」「出歩くな、雨が降ろうが降らなかろうが、用もないのに出歩くな」というご意見のようだ。そう、緊急事態宣言がさらにさらに延長されそうな気配である。

今週のお題「雨の日の過ごし方」




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