日本は特別?:感染症状況は国によって大きな違い
日本人はとてもきれい好きです。公共のトイレがきれいと、外国人観光客も驚いています。 日本を訪れている観光客のなかには、いろいろな感染症が流行している国からの人も多い。 感染症に対して私たちはからだに備わっている免疫の働きで健康に生き永らえることができている。 免疫の働きは、ウイルスや細菌に晒されることで強くなっていきます。ただ、さまざまな状況、例えば加齢とかがんの発症、または臓器の移植などの状況になると、この頼みの綱である免疫の働きは落ちていきます。 言い換えると、生まれてこれまで、きれいな環境で暮らし続け、感染症に対しては小予防予防接種ワクチンを接種することで、感染症で重症化することもなく暮らしていることは良さそうにおもえるかもしれない。 しかし、よく考えると、ワクチンもいろいろな種類があるので、接種でどの程度の免疫効果が得られるのか、その効果の持続期間などは心もとない情報が多い。昔の日本では社会で感染症が流行っている自然とうつされて免疫の効果もその都度強くして行っていた。 問題は、日本と状況が異なる海外から感染症を持ったまま(症状がまだ出ていない、潜伏状態で)入国し、感染症を輸入する可能性が常にある点である。 いま、世界的に危惧されている感染症は「はしか(麻しん)」である。2回のワクチン接種をしておれば安心となっているが、抗ウイルス剤もなく、ワクチン効果が下がっている人(高齢者など)も気を付ける必要がある。