マスクをつけていても、会話や呼吸でも、小さな飛沫(エアロゾルとかマイクロ飛沫と呼ばれる)を放出しており、感染した人と感染していない人が一緒に2~3時間いると、うつす又はうつされる可能性がある
室内で新型コロナウイルスに感染する場合の感染ルートのひとつにエアロゾル(マイクロ飛沫)感染(対策は「3密」=密閉・密集・密接を避ける)がある。
これから夏に向かい、室内をエアコンで冷やしながら、仕事・家族団らん・観劇などの時間が増えてくるだろう。
そのエアコンには大きく二種類ある。現状、ほとんどは循環式で、室内の空気を冷房もしくは暖房しながら送風する方式であるが、これでは「密」を避けることが難しい。この室内の「密」の状態を避けるには、換気機能付きエアコンが望ましい。新しい空気(夏は暑く、冬は冷たい空気)を取り込んで冷暖房するため、大変効率が悪いエアコンではある。一方の循環式エアコンでも、こまめな換気(対角線上の窓やドアを開ける)をすれば、「密」を避けることが可能である。
これまでの習慣で、ついつい部屋を閉め切ってエアコンを使ってしまうだろうが、換気ができていないということを意識して、積極的に換気しよう。換気して密を避けることで、感染させる、感染させられる可能性が、少しでも低くなるように意識しながら過ごすことが大事である。