バムサジャーナルに掲載された総説の紹介(第8回)

バムサジャーナルへの掲載総説

2020 年の初めに始まったわが国の新型コロナ(COVID-19)大流行が、ようやく落ち着いた状況になった。感染症法
上の扱いも、2023 年 5 月 8 日に 2 類相当から 5 類に引き下げられた。すでに、観光客やビジネス関係者の海外との行き来は、ほぼコロナ以前に戻る勢いである。この海外との行き来が活発になると、心配なのは輸入感染症である。そもそも COVID-19 も、日本では輸入感染症の 1 つである。中国の旧正月(春節)中に、人気の日本へ観光客が大挙して押し寄せた際に輸入されてしまった経緯がある。このような過ちを繰り返さないために、世界で流行している感染症情報をいち早く取得し、それを迅速に水際対策に生かすことがこれから重要になってくる。ここでは今後、どのような感染症が輸入され、問題になる可能性があるのかについてまとめる。

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