加藤先生の医史研究成果の紹介(5)

感染症歴史こぼれ話

1999年は、ジェンナーの牛痘ワクチンがわが国に伝来してから150年という記念すべき年です。

牛痘ワクチン開発(1798年)は、それ以降の数々の予防ワクチン開発の原点となっています。その後の1849年6月に、長崎のオランダ商館医オットー・モーニケがバタビア(インドネシアのジャカルタ、当時はオランダ領)より取り寄せた牛痘の痘痂材料を子供に接種し、それが善感したのが日本で最初の種痘成功例となりました。その後は、日本各地で蘭方医により、人から人へと植え継がれ、全国に広まったようです。

この論文では、これらの経緯にかかわる先人たちの努力の跡を紹介しています。




種痘伝来150周年を記念して

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