新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の最新情報

新型コロナ

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、2019年に中国・武漢で出現したウイルスです。このウイルスの情報が日本にもたらされたのは、2020年の初めでした。中国では、この時期は春節で多くの人が海外旅行に出かけたり、国内でも旅行や帰省など、中国中で大移動の真っ最中でした。日本は、海外旅行先として人気が高い国でしたので、中国人観光客で溢れていました。

このウイルスの日本での感染者第1号は横浜在住の中国人で、春節の休暇中に武漢の実家に帰国し、その後に日本に戻り、SARS-CoV-2に感染していることが検査で明らかになりました(2020年1月15日)。

このように、世界各国間を移動するヒトにより、ウイルスの持ち込みや持ち帰りで、新型コロナウイルスは世界中に一気に広がってしまいました。

幸いなことに、これまでになかったまったく新しい発想に基づく効果的なmRNAワクチンが1年を待たずに開発されました。加えて、次々とウイルスの変異株が現れ、病原性が低下する一方で、感染力が高くなり、このウイルスに感染しても健康を維持できる社会となっていきました。

2025年2月のWHO(世界保健機関)の報告では、7億7千万人以上の人が感染し、708万人以上が死亡したと報告されています。

上記のように、わが国では2020年1月15日に新型コロナウイルス感染者が国内で初めて確認されてから5年になりますが、2024年8月までに13万2000人余りが死亡し、そのうちの95.7%が65歳以上の高齢者であることを厚生労働省が報告しました。免疫反応がしっかり機能している健康な人の間では、このウイルスに感染しても大きな影響はありませんが、依然として高齢者の健康には大きな影響を与えている感染症であります。厚生労働省は、特に免疫機能が低下傾向にある多くの高齢者への啓発として、基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

以前から、この新型コロナウイルスはどのような経緯で人間社会に現れたのか、不明な点が多いと、繰り返し議論の的になっていました。これまでに指摘されてきた1つの可能性は、中国・武漢の研究所からの流出説でした。

2025年3月12日、ドイツの有力紙ツァイトと南ドイツ新聞は、ドイツの対外情報機関が2020年、新型コロナウイルスが中国・武漢のウイルス研究所(中国でBSL4レベルの実験施設を備えた唯一の研究施設)から流出した可能性が高いとの極秘報告書をまとめ、独首相府に提出していたと報じました。このウイルス研究所では、人間に感染しやすいようウイルスを改変する実験を行っていたこと、またこの施設におけるウイルスの扱いは杜撰で、多くの安全規則違反があったとし、ウイルスが研究所から外部に流出した可能性が「80~95%」と、非常に高いと結論付けました。

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